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心安らかな犬ビッグロンT

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人間は能弁に語ることができるが、その内容は大半が空辣であり、いつわりである。動物はかぎられたことしか話せないが、内容はすべて真実であり、役に立つ。大きないつわりより、小さすとも真実なもののほうが好ましい。 ───レオナルド・ダ・ヴィンチ『日記帳』(一五〇〇年ごろ) 目は口ほどにものを言う。という言葉がある。 犬は言語こそ話さないが、全身で語る。 犬と話せたら・・・そう思ったことがある人も少なくないだろう。俺もその一人だ。 しかし、我々が“犬語”を理解できていないだけで犬は他の動物よりも意思伝達、つまりコミュニケーションをとろうとしてくれている。全身を使って。なんて愛らしい存在なんだ。 そもそも、「言語を持ち得るのは人間のみ」だとか「言語能力こそが人間と他の動物を決定的に隔てる特徴である」といった前提にまず懐疑的でならざるを得ない。 犬と人間のDNAは九十%以上一致している。 これだけ遺伝子的に近いのだから、言語能力に限って突然変異のように人間だけが飛躍していると見るよりも、人間の言語能力にまでいたる連続したさまざまな段階が見出せるとした方が自然であろう。 人間と犬での会話は可能なはずだ。 というより、犬は人間の言葉を理解しているので我々の“聞く”姿勢がなっていないのかもしれない。 犬は必要なことしか話さないのだから、人間と会話するよりいくらか難しくないはずだ。 その点でも犬語は優秀である。 トーマス・カーライルは「雄弁を銀とするならば、沈黙は金である。」という言葉を広めたが、これはまさに真理だ。 沈黙の価値と重さを知らない者のペラペラの空言は聞いていられない。 人間は「心安らかなり」と言うためだけにヘンテコな詩を詠んだりするが、犬にはそれを伝えるのに一語も必要ないのだ。

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